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 水と微生物
金魚ばちや、水槽に魚などの生物を入れた後、しばらくすると、魚などの人為的に入れたものではない別の生物が水の中に確認できる。
この生物は高倍率の顕微鏡でしか見えないほどの小さな生き物だ。
彼らは本来水の中でしか生きられない「微生物」なのだが、胞子となって風に飛ばされ地球上のいたるところを飛んでいる。
偶然水の中に着水した胞子はその殻を破り活動を開始する。

部屋の中に水槽を置くと、どこからともなく飛んできた微生物の胞子はその殻を破って活動し始める。
だけどもし、この水槽に魚などの生物がいないと、着水した微生物は生きていくことが出来ない。(少なからず生きていけるけど、大繁殖は望めない)

魚は餌を食べると糞をする、その餌を「食事」としているのが微生物たちだ。もちろん微生物といっても1種類ではない。
まず、水の中に放置された餌は腐り始め、「アンモニア」を出す、このアンモニアを食べる微生物がニトロソモナスという微生物、アンモニアを食べたニトロソモナスは、亜硝酸という物質を糞として出す、それを食べる微生物がニトロバクターという、亜硝酸を食べたニトロバクターは、硝酸塩と言う物質を出して、その亜硝酸は水の中にある水草やコケなどの肥やしになる。
水槽のガラス面に緑や茶色のコケが生えるのはこのためだ。あ、そうそう、コケ類も胞子となって空飛んでるの(笑)

水草やコケ類は、日光の光で光合成をして酸素を水の中に送り込む。その酸素は、魚たちの呼吸に必要なものだ。

簡単だけど、水槽の中の魚を通してリサイクルの世界を理解できたことと思う。

魚は呼吸する、その酸素は植物性プランクトンが作っている、植物性プランクトンは肥やしを作ってくれる微生物がいるから生きていける、微生物は魚の糞なしには生きられない・・・
逆に考えてもリサイクルなんだよね。

水槽で魚を飼うときによく、空気を送るポンプを一緒に買って、水の中に酸素を送るよね。お店の人は、「魚が苦しんで死んじゃうから」っていうけど、厳密に言うと、魚以上に酸素を必要としている微生物が酸素を吸うために、魚が吸う酸素がなくなった。と思った方が正解。
魚は1匹だけど、微生物は億単位の数でいる、そいつらがいっせいに呼吸したら、一瞬のうちに酸素なんて水の中からなくなっちまうよ(笑)
1グラムの糞を分解するのに3.4グラムの酸素が必要なのだから。

このように、酸素を必要として水を浄化してくれる微生物を「好気性バクテリア」という。化学で言うと「酸化」の部類にはいるのだが、地球上で、酸化ばかり起こると具合が悪い。
どんどん酸化していくと、みんな溶けてなくなっちゃう。


さて、日本にはよく「寝かせる」とか「熟成させる」なんて表現を使う。例えば、日本酒とか、味噌とか、よく食べる漬物なんかもそうだよね。
外国だと、チーズ、ワインなどなど・・・

納豆で説明しようか、納豆はゆでた大豆をわらに包む。
そうすると、不思議なことにわらにいた菌が大豆に付いて醗酵をする・・・
これ、タブーなんだけどね、この時の納豆は腐ってる過程なのです。
チーズも味噌もヨーグルトも「腐る」とされる菌を使った、人間の知恵なのだよ。

このとき大切なのは、空気に触れないようにすること。
そう、前で話したものとは逆の理論だと思ってください。
前は酸素が必要な菌だけど、今は酸素が不必要な菌なのです。


先に言った、魚を生かすために必要なものは酸素。
納豆作るのに必要なのは酸素を必要としない微生物。

そう、地球は酸素と酸素を必要としない分野に分かれてバランスをとっている。
酸素を必要としていることを「酸化」、酸化した物を戻そうとする力を「還元」という。

このバランスは、ひとつの川でたとえる事が出来る。
山奥の小さな水は、渓流となり酸素を十分含んだ水となって、急な流れの上流から、流れの穏やかな下流に流れる。
岩などに当たって、もみくちゃにされた水は十分酸素を含んで、流れの穏やかな下流にそそがれる。
流れの穏やかな下流では、酸素を吸い尽くされ、味噌やチーズのような熟成の時間を流れてゆく・・・
水の雑学 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2002/11/11(月) 23:52)

 水に溶ける有害物質
最近水道水を飲料水として飲まなくなった人がかなり多くなった。
水がコンビニで売られるほどポピュラーになったことは、日本の水は不味いか、危険と感じているのだろう。
私は、生まれてからずっと水道水を毎日飲んできた。水に興味を持って独学で学んで色々な危険性についても調べた。もちろんお役所の言うことを信じてる訳ではないけど今でも、毎日喉が渇けば水道の水を飲んでいる。
近年、環境ホルモンと呼ばれる物質が水道水に含まれていることが問題となっている。
ことの発端は1974年にアメリカのミシシッピー川下流の水道水を飲んでいた住民のガンの発症率が他の地域で井戸水などを飲んでいた人たちと比べてガンの発生率が高いという発表が発端となった。
その結果、トリハロメタンという物質が問題となり環境ホルモンと言う名で世に登場する。
当然日本でも調査が行われ、翌年には水道水からトリハロメタンが検出された。このトリハロメタンと言う物質は、発ガン性のほかに、催奇形性、中枢機能低下、肝臓毒性、腎臓毒性などを誘発する危険があるとされ、ボケの原因ではないかと指摘する科学者もいる。

実は、それからの研究で水道水にはトリハロメタンなどの他にも、別の環境ホルモンが検出され、無数の環境ホルモンが水道水に溶け込んでおり、なお、まだ未知の物質が検出される可能性があると指摘されている。

ここまで書けば、水道水を飲む人はいなくなるだろう・・・
ミネラルウォーターが流行るのも無理はない。

トリハロメタンが水道水に溶けた理由は簡単だ。
水は、山に降った雨が川に流れ、私たちはその水を飲料水として利用している。山にはいっぱい木々が茂っていて、その葉は落ち葉となって天然の有機肥料となり木々の肥やしとなり、新しい命の揺りかごとなる。
この腐った(この場合抵抗ある言い方だけど)落ち葉にはフミン質と呼ばれる物質が生成されるのだが、この物質が、浄水場で消毒のために使われる塩素と結合してトリハロメタンが作られることがわかったのだ。

私は、このことがわかったことで愕然とした・・・
なぜなら、自然の中で山に降る雨が堆積した落ち葉の中を通った水が、上流から下流に流れ、やがて海にそそぐ。その水を利用するしかない、私たち人間は、その水を利用するしか生きることは出来ないからだ。
塩素消毒を止めればいい・・・
これは、今の科学では不可能に近い、浄水場での塩素殺菌をやめたら、たちまち複数の病原菌に犯されて病人が続発する。

もっと悲しい事実は、塩素による殺菌が100年以上前から行われていて長い間、問題となる環境ホルモンが最近発見されたと言う事実だ。

水と言う物質は、全てを受け入れてしまう。

私は、小学校に通う頃から魚を飼い始めた。
それから水ってなんだろうって考えて、独学で色々勉強した。
とても高価な熱帯魚を飼い始めた頃に、その魚を死なせない為に水を調べる色々な手法を学んだ。
水が地球規模で行われている究極のリサイクルだとその頃理解した。
魚と一緒に暮らすようになって、同じ水道水で生きている魚と暮らすことは、私だけ安全な水を飲むことに抵抗を覚えた。

私が飲むことに抵抗ある水を魚のために与えてるのかと。


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(2002/11/10(日) 23:42)

 水を利用する知恵
海水には60種類以上の元素が溶けていることは前にも書いた。
これは地球上に存在するほとんど全ての元素が溶けているのだ、金や銀、白金などの貴重な金属からアルゴンなどの希ガスも溶けている。
もちろん、工場から排出されるさまざまな有機化合物も溶けるし、家庭から出る洗剤も溶ける・・・

水の物を溶かす能力を変える一般的な方法として、温度を変えるという手法がある。料理などでは当たり前の手法だが、気体を溶かしたい場合は逆に温度は低いほうがよく解ける。
また、ある物質を水に溶かしたい場合に、あらかじめ別の物質を溶かした水溶液を作っておいてからその物質を溶かすとよく溶けるようになったりする。
例えば、生物にとても大切なアミノ酸は、砂糖水にはほとんど溶けないが、尿素を混ぜた水溶液にはよく溶ける。
前者が「塩析」、後者が「塩溶」だ。

人間が地上に現れてから、水をベースに色々な物を溶かし、生活する上で必要な液体を作り出してきた。
例えば、「酒」などはかなり古くからいろいろな方法で作られていたようだ。酒とは単純に水とアルコールの水溶液なのだが、人々は色々と工夫をしてウイスキーやワイン等を造ってきた。
現代なら、アルコールは薬局で手に入るし水で割って飲めば立派な酒だ、味の保障はしないが(笑)
当然のことだが酒というのは、ワインならぶどう、日本酒は米、というように原材料を醗酵させてアルコール分を作り出すのが本来の方法だ。
最初からアルコールがあれば苦労はしない・・・
ちなみに、醗酵を手法とした酒のアルコール濃度はほぼ10%〜20%のアルコール濃度になる。これは醗酵に使う酵母菌の作用によるものだ。
ウイスキーやウオッカ等のもっとアルコール濃度の高い酒は、普通蒸留という手法を使う。簡単に言うと、蒸発させて気化したものを集めて冷やして液体に戻す。
この方法を繰り返すと95%までアルコール濃度を高めることが出来る。

酒の味というか風味というのは、ベースの水に含まれるミネラルや、原材料を生かすことで舌においしく感じるのであって、美味くもなければ人は酒なんか作らなかっただろう。

さて、10ccの水に5ccの水を加えると、15ccになる。だが、10ccの水に5ccのアルコール(エタノール)を加えると14.6ccに減ってしまう。
これは水という分子が原子間の隙間が多いために、アルコールを形成している原子の一部が入り込んでしまう為だとされている。
ちなみに、この現象はアルコール濃度18%のときに起こる現象なのだが、体積は確かに減ったが、重さで計ると減ってはいない。
何故減ったかはここでは詳しく説明しない、してたら眠れなくなるから。
簡単に言うと、エタノールの水酸基(−OH)が水分子と酸素結合して分子間の引力でおたがい引っ張り合うから見かけ上の体積は小さくなるということ。
エタノールの水酸基と水分子の酸素結合っていうのは、例えば、アルコール濃度の高い酒を飲んだときに口の中が熱くなるでしょ、これはアルコール分子中の水酸基(−OH)が唾液に含まれる水分子と酸素結合した時に発する熱によるもの。


なんか段々脱線してきてるよな・・・
とりあえず、、、、
今日言いたかったのは、多分飲んでる酒と水の関係なんじゃないかと思う(笑)
江戸っ子と酒は切っても切れないのだ!!!(酔)

水の雑学 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2002/11/09(土) 23:35)

 地球と水
金属などは熱するとすぐに熱くなるが、石などは中々熱くはならない。
このように物質によって、熱くなりやすさの程度を表すために「比熱」という手法を使う。
この比熱の基本になっているのが水だ。
1グラムの水の温度を14.5℃から15.5℃まで1℃上げるのに必要な熱量を用い、この熱量を1℃当たり1カロリーと言う単位であらわす。
たいていの液体は0.5カロリー/℃で、金属は0.1かそれより小さい。
つまり、水という物質は非常に比熱の大きい物質であるといえる。
簡単に言うと、「熱しにくく、冷めにくい」ということだ。
生物が生きていくうえで温度の変化とは、とても重要な要素でもある、地球の4/5を覆っている海があるために地球上の気温が穏やかに推移していることは容易に推測できるでしょ。
もし、地球にある水が今よりも非常に少なかったとすると、今陸にあがっている我々人間やその他の生物は、気温変化の激しい陸地にあがることが出来ずに、いまだに海の中で生活していたかもしれない。

ちなみに、水という物質も実は縮むことが出来る。
縮むというより、圧力が掛かるとその体積を小さくすることが出来る、もし水が縮むことが出来ない物質だと仮定した場合、海は今より40メートルも高くなり、陸地の5パーセントが海に沈むことになってしまう。

さて、水という物質が1種類ではないことは前に書いたとおり。水素原子が2倍になる水も存在する。
最近、アトピー治療などの目的で、人為的に加工された水が販売されているがその是非を問う前に、水というものをもっとみんなで考えて欲しい。
水素原子が2倍になる水、つまり重水を飲むと生命に危険を及ぼすこともある。
普通の水に重水を20%加えるだけで、ネズミは死んでしまう。
前に書いたとおり、重水は今の地球を循環している水の中には当たり前のように含まれている水だ。

「水は物を溶かす能力に優れている」

こう解釈すると当たり前の「水」は当たり前の「劇薬」にもなる物質なのだ。
幸い、今の地球を循環している水は私たちの命を脅かす存在ではない。
だが、将来に水が未知の物質を溶かして我々を殺す土台になることも容易に想像できると思う。

水によって育まれた地球に生きる生物は、水によって生かされている。
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(2002/11/08(金) 23:33)

 循環する水
水を表す記号は理科で習ったとおり、H2Oだ。つまり、原子質量数が1の水素原子と原子質量数が16の酸素原子の化合物を水という。
ところが、水にはこのH2Oの他にも色々な水が存在する。
1934年にアメリカのユーリーという人が、純粋な水を作り出して調べたところ、普通の水素と酸素の他に、Hの2倍の質量を持った水素を含んでいることを発見した。この水素を重水素と呼び、Dまたは2H(2は小文字)と記号で表す。(※以下、英語の前に数字がついた場合、小さく数字で表示されると思ってください)
その後、三重水素(トリチウム)、Tとか3Hと呼ばれる同位体があり、酸素にも16O、17O、18Oの三種類の同位体が存在することがわかった。

これらの同位体を組み合わされると世の中には18種類の水が存在することになる。
つまり、私たちが普段から飲んでいる水はこれらの、化合物の混合された水であるのだ。
その割合は、現在わかっているものでいうと、
2H:1H=1:6900
17O:18O:16O=1:5:2500
以上の割合で存在することがわかっている。

そして、不思議なことにこの割合は地球上どの場所で採取された水でも全て同じ割合であること。
この事実は、あるひとつの重要な理由に基づいている。

地球が誕生したのがおよそ46億年前、そして35億年前に初めて生物が誕生したと言われるが、その生物誕生のために必要だった水は、氷の状態で地球に衝突した隕石がもたらしたとする説が有力なのだが、この時点で地球にもたらされた隕石にあった水は間違いなくH2Oという純粋なものであったはずなのだが、地球上で気象学で言う循環、つまり、雨、蒸発、雲、雨、という今当たり前のように行われている「雨が降る」という循環を繰り返すうちに純粋なH2Oは変化を遂げたと言えるのだ。

なぜそのようなことがわかったかと言うと、前に出てきた3H(トリチウム)という物質は、放射性で12.3年の半減期を持った物質なのだが、この水素は地球の上空において宇宙線による反応において生成されることがわかっている。
つまり、太陽に熱せられ、蒸発した水は成層圏に達して水分子を形成する水素原子に宇宙線による新たな反応を起こさせ、別の水を作ったことになるのだ。

このようにして今、私たち地球で生きる生物は35億年の途方もなく長いリサイクルされる水の進化と共に生きているのだ。

初めて地球に来た水は何十億という年月を経て水自体も変化しているという事実を覚えておこう。
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(2002/11/07(木) 23:30)

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